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2015.4.21 ミフューン

   ↑  2011/08/31 (Wed) 00:22  カテゴリー:ミフューン
ミフューン


ミフューン

***

アザルス大陸より東方に位置する「ホウライ大陸」から
持ち込まれた伝記の中にある、とある侍の話……
それだけで誰もが「ミフューンのことだ」と連想できるだろう。

ミフューンの伝説は様々あるが、最も有名な一節を紹介しよう。

ホウライ大陸がまだ統一されておらず、
群雄割拠の戦国時代だった頃。
戦に破れて行き場を失った侍たちは、
武士としての理を忘れて盗賊と化すこともあった。
そんな堕落した侍達から狙われていた農村の長老は、
村を守るために冒険者を雇うことを思い立った。

しかし野盗に成り下がったとはいえ、
天下無双の侍たちを相手にしようと思う冒険者はいなかった……
だが、ただ一人だけ僅かな金でその申し出を受ける者がいた。

その人こそがミフューンであった。

ミフューンは、武士道を忘れ畜生働きをする侍たちを憂い、
引導を渡すために村にやってきた。
だが、彼は歓迎されなかった。
たった一人で何ができるのか、と村長以外の村人たちは口を揃えた。
むしろ野盗達の機嫌を損ねてしまい、
村人たちにとって災厄となるかもしれないと言う者もいた。

それでもミフューンは静かに野盗の襲来を待った。
何一つ口にすることなく、三日三晩も。

野盗達は、心ない村人の密告により、村長が冒険者を雇ったと知る。
激高して村に攻め入ろうとする野盗の数は二百近かったと言われている。

しかし、誰一人村に入ることは出来なかった。
村の入口に座していたミフューンは
剣閃一撃で野盗共の半数以上を真っ二つにしていた。

野党の頭は、夥しい屍の中、
悪鬼羅刹の如く刀を構えているミフューンを見て蒼白になった。
侍は武器に生命力を昇華させた「気」を張り、
その力で敵を切る。よって他者の持つ「気」を推し量れる。
野党の頭は幸か不幸か、その「気」を読む力に長けていたのだ。

今まで見たこともない莫大な「気」。
ミフューンから放たれているのは、
その地ばかりか天空をも包み込むかのような「気」の放流だった。

何十、いや何百何千の侍がミフューンに挑んだとして、
勝てる見込みは万に一つもなかった。
だが、野盗達はそれと気付かず雲霞の如く押し寄せ、
ミフューンと唾競り合うこともなく体を真っ二つにされて地に転がっていった。
野盗の頭も同様に気がついたら体が二つに分かれていた……。

村を解放したミフューンは村人たちに何も告げることなく去っていった。
たった一人で、一夜にして数百の落ち武者達を屠ったミフューンの伝説は
アザルス大陸を駆け巡った。

後々知れ渡ることになるが、
ミフューンは「呪文要らず」と呼ばれる侍の剣術流派の一つ
「鳳凰の秘剣」を極めた男だった。
その剣技の多くは生命を一瞬で枯渇させてしまうほどの大技で、
使いこなせる者はいないと言われている。

唯一ミフューンの手解きを受けて鳳凰の剣術を会得したのが、
伝説の冒険者モガト(※1)や
AAAクラスの冒険者ゼロ(※2)だと言われているが定かではない。

今回の衣装は、その最高最強の侍ミフューンが着ていたとされている
「鳳龍の鎧(※3)」をモチーフにする予定だったが、
どんな文献にもその形や色など記載されていなかったため断念した。

そのため今回は、
ホウライ大陸歴史研究家でもあるミヤ・ケノービ博士監修のもと、
ミフューンであれば着用していたであろう侍大将の甲冑を再現した。
硬質でありながら軽く、
様々な呪詛から身を守る呪印が施されていたという侍大将の鎧については、
残念ながらアザルス大陸に現在する品が無いため、
ある程度想像の産物となっていることをご容赦願いたい。
しかし、それでも侍大将の威厳、
畏怖は存分に表現されている逸品であることは胸を張ってお伝えできる。
そう、これを纏わずして侍を語るなかれと。



※1)伝説の冒険者モガト

「邪龍トゥーキ退治」
「テルエレンの聖杯を持ち帰る」
「バルピオンの魔蝶退治」
「ミレーヌの怪鳥退治」
「王女をイラー島から救出」
「死人街道の踏破」
「生ける山退治」などの伝説を残した冒険者。
この名前はアザルス暦200年代前後から様々な書物にに登場しているが、
忽然と姿を消している謎の多い人物である。


※2)AAAクラスの冒険者ゼロ
モガトが活躍していたのと同時期にAAAランクの冒険者ゼロの名前も文献に現れるようになり、以降数百年経過した現代も登場している。人間がそれほど長く生きることは出来ないので、ゼロという名前は個人の名前ではなく継承されるものだと思われている。また、数百年前の肖像画は現在のゼロと瓜二つだという話もあるため血族で引き継いでいるのかもしれない。

これは余談だが、伝説の冒険者モガトの肖像画とAAAクラスの冒険者ゼロの肖像画も瓜二つだという噂がある。ある学者はモガトとゼロは同一人物であり、数百年昔から現在まで生き続けている不老不死の存在だと言い張り、あまりにも荒唐無稽な内容に学会を追放された。


※3)鳳龍の鎧
古の神々の一神クサナギが姿を変えたものとも言われ「聖なる鎧」に匹敵する侍最強の防具である。その能力はまさに神器と呼ぶにふさわしいもので、着用するとエナジードレインや様々な害悪や魔法を無効化し、体力の自然治癒能力も高める。そして何よりもオドを増幅する能力を持っているため、これを着用して鳳凰の秘剣を繰ると一騎当千どころではなく、一夜にして一国が滅ぶほどの力を発揮するとも伝えられている。


(補足)アザルス大陸ではミフューンと呼ばれているがホウライ大陸での正確な発音では「ミフネ」と言うらしい。

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(記事編集) https://applenapple3.blog.fc2.com/blog-entry-1940.html

2011/08/31 | Comment (3) | ミフューン | HOME | ページ先頭へ |

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Comment


新アバ、どうみてもドワ侍の安定感が揺るぎないような気がするのは私だけ?

クンクン |  2015/04/21 (Tue) 00:26 No.2618


モガトは悪魔系を消滅させる呪文じゃ……
鳳龍云々は石垣環氏の作品Wizardry外伝が元ネタですね

 |  2015/04/21 (Tue) 14:27 No.2619


>クンクンさん
ドワは安定でした!
意外とドワは何でも似合いますよね・・・!


オリジナル設定ですかねー。
岩原さんが文章を作っているので色々設定が増えているのかも・・・。

夏瀬 |  2015/04/22 (Wed) 21:19 No.2621

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